海外ビジネス2.0~越境ECの現在地~
Amazonを中心としたブランディングの考え方について、Vol.1、2に分けてシリーズでご紹介します。
海外販売を行う際の考え方の参考として、是非目を通してみて下さい!
Vol.2 海外ビジネス2.0 ~越境ECの現在地~ は以下リンクからご覧下さい!
【キャッシュを残すのは国内よりも簡単!?越境ECの今】
昭和、平成の時代までは、“ 海外は日本で成功した後の夢“ でした。
でも平成後期になり、その夢は、簡単にかなう時代になりました
今回はまず越境ECの概要コンテンツになりまして、70憶人をお客様にするための基本情報としてお伝えしていきます。
まず越境ECとはインターネット通販サイト(=EC=Electronic Commerce)を通じ海外に商品を販売することです。
ECにも種類があり、ネットショップとECモール(Amazon、tmallなど)など、多数あります。
その中でも最も低コスト低リスクなのは、ECモールとなります。
Amazonを例にとってみると、5000円前後/月のランニングコストでかつ、FBAという販売方法を利用すれば、エンドユーザー向けの煩雑な発送業務と英語でのカスタマーサポートが必要ない販売方法もとることが可能です。しかもショップ開設まで約1週間。
もちろん商圏が広がるため投資額を最小限に抑えながら海外展開が可能となることが大きなポイントです。しかもAmazonの手数料は通常の流通フローである問屋 – 小売店でのサプライチェーンで発生する、15%+30%とのコストとほぼ同等の手数料となるため、リーズナブルといえます。
海外進出といわれた「海外展示会に出展する」「海外拠点を持つ」「外貨で売上を上げる」「海外企業に商品を卸す」とは比較にならないほど、割がいいビジネスです。
実際、自分自身、米国に4年程駐在して日本の食品メーカーを中心に全米での普及営業活動を行ってきた経験があります。その後、デジタルの力を加える事で圧倒的に成功率が上がると思い、越境ECで起業し、現在に至ります。
現在では自社での販売継続はもちろん、5年で1000社の越境EC進出のお手伝いをしてきました。
そしてタイトルの利益を出すのはなぜ簡単か。その主な要因は税制と生産性です。
こちらで細かく解説しておりますが、基本的に仕入れ面の消費税8%が還付されることが特徴です。もちろん還付は非課税なので、還付額は丸々キャッシュとして残ることもポイントですね。
【税金/還付 ~キャッシュフローの最適化~】
海外Amazonにおけるキャッシュフローの最適化に関しては以下記事をご覧下さい。
【海外Amazon販売】税金/還付 〜キャッシュフローの最適化〜
生産性に関しては特にAmazonのFBAというエンドユーザー発送と英語が不要というところです。海外進出なのに英語不要?と思うかもしれませんが、それを可能にしているのがアマゾンなのです。
こちらの詳細はVol.2でご説明させていただきます。
【コツを知れば70億人がお客様!?】
それでは、越境EC(代表国のみ)の市場規模を見ていきましょう。
基本的に現状の越境EC市場は米国中国の2強です。
その中でも中国がダントツですね。すでに1兆を超えており、米国向けも2020年で1兆を超える見込みとのこと。
ただ、越境ECを始める場合、積み上げ型なら断然米国なのですが、そちらは後ほどの【コツを知れば70億人がお客様!?】でご説明しますね。
さて、このような可能性を持った越境ECなので、商圏の広い海外進出から起業を行い、国内に販路拡大という逆の流れで成功している方も多くいらっしゃいます。
もちろん初めてのビジネスで越境ECを選択される方も多くいらっしゃいます。
つまりポイントを押さえればリスクが少なく、誰でも日本にいながら開始が可能な海外ビジネスとなってきています。
【海外ビジネスの種類とポイント】
次に越境EC市場規模を見ていきます。
越境EC市場は大きく分けると2つに分けられた市場です。
1つはネットショップで、自社ドメインでECサイトを構築し、自社で店舗構築から集客、エンドユーザー配送までを基本的に0から構築するパターンです。
もう一つはモール型で、店舗構築も集客は簡易的な作業のみで販売可能で、場合によってはエンドユーザー向けの発送業務もワンパッケージでついてくるケースもあります。
後者の代表例はアマゾンですね。その真ん中にあるのがざっくりAlibabaであり楽天ではないでしょうか。
そんなEC市場ですが越境ECでも変わらず、巨大なECサイト運営会社が存在する米国・中国が先行している状況です。
もちろん、欧州・東南アジアにおいても著しい成長が見込まれ今後に期待といった状況です。
そこで始めの選択肢としてどこの国をターゲットに開始するか、どこの越境ECモールから始めるかを考慮する必要が出てきます。
有名所ではアマゾン、アリババが出てきますね。2018年独身の日の流通総額は1日で3.5兆円と、とんでもない数字をたたき出しましたね。
先に答え合わせをしてしまいますが、海外ビジネス、越境ECを今から始める場合は欧米の成功率が高く、越境ECで重要な物流、税金、ITインフラ総合点の高いところがポイントです。
それにアマゾンというEC市場最強のワンストップサービスがあるからです。
既にお気づきの方も多いかと思いますが、店舗運営、出品、英語対応、海外エンドユーザー配送のすべてが必要ないモールがアマゾンですね。アマゾンの詳細説明はVol.2で話させていただきますね。
さて、こちらの資料では販売者にとって魅力的な越境EC市場を順位化・数値化したデータです。
市場の大きさや今後の可能性、消費行動の活性状態などが掲載され、足場つくりセールスマーケティングにはUnited States(米国)が一番向いているデータが記されています。
※ATKearney The2017 GlobalRetail E-Commerce Indexより抜粋
越境ECで継続して売上を上げるために見るべき点は、ECビジネスを安定&省力化管理できるインフラがあることが前提で、物流や法律、税務など越境ECに必要な知識を知れば、低コストで積み上げ可能な海外ビジネスとなります。
そして今回は海外ビジネスの種類を、越境ECモールを加え表にしてみました。
越境ECモール、特にC向けに関しては低コストで開始できることが大きな特徴です。
ここ数年で飛躍的に大きくなった市場でプラットホームが全世界に多くありますが今回は個人的にお勧めできる日本人が日本にいながら販売できるモール(一部例外有)のみ抜粋した資料となりますので参考までに確認してみてください。
もちろん越境ECモールの他にも前述で上げたネットショップで販売開始する方法もあります。
越境ECモールでは販売できない、販売しにくい商品、どうしても手数料が取られたくない場合には非常に効果的な販売方法だと思います。
もっとも、ネットショップで開始する場合、開始までのイニシャルコストと同時に、基本的にはEC製作費、広告費などコストと時間を要するので注意が必要です。
さて今回は海外ビジネス2.0 ~越境ECの現在地~ Vol.1でしたがいかがでしたでしょうか。
株式会社グローバルブランドは一つでも多くの日本商品を世界中に広げるお手伝いに、これからも邁進してまいります。
Vol.2はこちらから
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