海外進出にどんな種類があるか見てみよう!
今回は海外進出の種類を越境EC以外の市場も交え記事にしていきます。
※基本的に消耗品や生活周りの製品、の海外進出が中心になります。製造業向けではないのでご注意ください。
まだ海外進出の知識もないし予定もない方は、海外販売を行う際の考え方に関しては別記事で紹介してますので、一度目を通してみて下さい!
まず初めに、海外進出の種類をまとめました。越境EC以外はわかりやすくするためにかなり大まかでまとめました。
海外進出には当たり前ですが、BtoB、BtoC、CtoCがあります。
従来における海外進出鉄板の流れはあり、
・現地の流通チャネルを持っている問屋に営業し卸す
・海外展示会に出展し卸先企業と出会う
の2パターンでした。
ちなみに上記資料では展示会の種類は最小限にしていますが、無数にあるのが実情で、国やカテゴリーでネット検索をすればすぐ見つかるかと思います。
【海外展示会の考え方】
海外展示会の出展はJETROが束ね出店する「メゾン・エ・オブジェ・パリ」や「プレミアクラス」「New York Now」など無数の展示会があります。
補助金で賄える可能性もあったりと、既に出店経験がある方もいるかと思います。
そこで海外展示会出展で意外と忘れられがちなのは、C向け展示会です。
展示会はビジネス向けで個人に対してではないというイメージがありますが、エンドユーザーに向けた展示会は今後の経済では非常に重要です。
例えば表にある「Asian American EXPO」という展示会は米国有数のエンドユーザーに向けた展示会です。
弊社としては毎年出店しているのですが、Asian American EXPOの説明を少ししていきますね。
1982年から開始された同イベントは、今や2日間で20万人以上を動員するアジア系最大のイベントに成長。
南カリフォルニア州/ポモナ市(Pomona)Fairplexの全7つのイベントホールに1,300社以上のベンダーが参加します。
イベント参加者はアジア系アメリカ人が中心(中国、ベトナム、韓国、台湾、日本)で、非アジア系も30%以上にのぼり、イベントリピート率はなんと92%。世代別の割合も10代から60代の各世代それぞれ15%ずつとバランスが取れています。
名だたる有名企業がスポンサーをしており、日系企業ではトヨタ、日産、マツダ、キッコーマン、シマノ等がパートナーとして参加。
昨年は、弊社ブース前にテスラモーターズが出展する等、アジア系だけに限らず現地米系企業からの関心も高い注目のイベントとなっています。
出店企業:
ポイントは
① アメリカ進出の鍵を握るターゲット層への訴求
⇒ アメリカ市場を狙う上で重要なアジア系アメリカ人への直接販売とマーケティングが可能
② 実際に現地に住む各人種の声を直接聞ける
⇒ 商品に対する生の声、お客様からのフィードバックを直接聞く事ができ、現地アメリカ市場への理解が深まる
⇒ 消費者や業界関係者からの聞き取り調査が可能
またB向けの展示会とは異なりSNSフォロワーも多く集まることが特徴です。
【海外問屋とは】
次にB2Bの海外の卸ってどうやって調べるの?と思いますが、これもネット検索でもちろん出てきます。もちろん総合商社ではなく現地やカテゴリーに特化した専門商社に任せることが得策です。
例えば海外流通の食品、日用品で行くと、JFC JAPANやwismettacホールディングスなどが全世界に支店を構え強い営業力を持ちます。
【JFC JAPAN】
【wismettacホールディングス】
一方でC2Cでのセールスマーケティングも特にアジアでは流行っていますね。中国のWeChatでの販売が信用できる人からの購入であれば偽物を売りつけられないといったインサイトが大きなポイントのようですね。
またマレーシアなど東南アジアでは昨今LAZADA、SHOPEEなど越境ECモールができ始めていますが、流通面は決済面(クレジットカード普及率の低さ)からFacebook+代引きでの配送での市場も多く存在します。
実際LAZADAは数年前にアリババが買収しましたが、最近(2018年11月)香港支店の大規模なリストラで混乱が起きております。
市場可能性は高いものの、インフラ上の問題で伸びきらずにいる市場感を醸し出しています。
【越境EC】
越境ECと言っても様々な種類がありますね。
何が違うかというともちろんターゲットのほかに「販売管理方法」「手数料」「ルール」あたりですね。
販売管理方法で言うと、特に出品とカスタマーサポートがポイントです。
アリババ(tmallもタオバオも同様)、eBayは販売するためには出品にページを0から構築する必要があり、若干手間とコストが発生します。
一方で、Amazon、C-discountは簡易的な出品で売り上げが上がっていく事も多いですね。
手数料といった面では一部のみまとめましたが、B向けのアリババが高額となっていますが、そのほかはランニングコストも数千円といったケースが多く見られます。
基本的に海外進出を考えている方は始めはアメリカでありアマゾンがコストもリソースもかけずに販売まで進められるのでお勧めをしています。
Amazonを例にとってみると、5000円前後/月のランニングコストでかつ、FBAという販売方法を利用すれば、エンドユーザー向けの煩雑な発送業務と英語でのカスタマーサポートが必要ない販売方法もとることが可能です。しかもショップ開設まで約1週間。
もちろん商圏が広がるため投資額を最小限に抑えながら海外展開が可能となることが大きなポイントです。しかもAmazonの手数料は通常の流通フローである問屋 – 小売店でのサプライチェーンで発生する、15%+30%とのコストとほぼ同等の手数料となるため、リーズナブルといえます。
海外アマゾンに関して色々と知りたい!という方はこちらで説明をしてますので、お時間ある際に目を通してみてくださいね。
本日の海外進出にどんな種類があるか見てみよう!はいかがでしたでしょうか?
株式会社グローバルブランドは一つでも多くの日本商品を世界中に広げるお手伝いに、これからも邁進してまいります。
ご興味ございましたらご連絡いただけたら幸いです。
弊社ブログでも越境ECについて記事にしておりますのでご覧いただけたら嬉しいです。
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