Amazonで自社商品の販売を始めたけど全然売れない、または、カートは獲得している商品が全然売れない、などの課題を抱えている方は意外と多いのではないでしょうか?
もしその原因が、商品が認知されていないことにあるならば、Amazon広告である Sponsored Product を活用することで商品の認知度を高める事が可能です!
以下ではスポンサードプロダクトを活用する上で、確認しておくチェックポイントや、それに伴う改善点を、実際にSponsored Product を活用した経験を基にご紹介していきたいと思います。
確認するポイントは大きく分けて以下の3点です。
① Impression(インプレッション):広告が表示された回数
② CTR(Click Through Rate):インプレッションに対してクリックされた割合
③ ACoS(売上高広告費比率):広告費売上高比率
Impression(インプレッション)
当然ですがSponsored Product を利用する一番の目的は商品の認知度を上げることにあります。
そこで、Sponsored Product を始めたらまず初めにインプレッションの項目を確認しましょう。この項目が低い場合の改善策として、キーワード選定が間違っている可能性が高いです。競合商品の商品ページをよく調べて、使われているキーワードを積極的に活用していきましょう。
ここでテクニックとして、Amazonツールなどを活用してキーワードを大量に会得する方法もあるかと思います。この点に関して、実際にSponsored Productを使用した結果の分析から、ツールを活用するよりも実際に目視で選定したキーワードのほうが効果が高い結果がでています。
インプレッション数が低いなら、キーワードを見直す
CTR(Click Through Rate)
CTR(Click Through Rate)、これはインプレッションに対して、クリックされた割合を示す数値になります。
算出方法としては、【クリック数 ÷ インプレッション数 × 100】です。
なぜこの項目が重要かといいますと、この数値が悪いとタイトル、または、商品画像(1枚目)、価格帯のいずれかに何らかの原因がある可能性が高いと考えられるからです。
実際にSponsored Product を活用している商品を見てみると分かるのですが、クリックされる要素として上記 3 要素からしか商品情報を得ることができません。インプレッション数が伸びてきたのに CTR が伸びないという方は、これらの要素を見直すことをお勧めします。
CTRが低いなら、タイトル・画像・価格帯を見直してみる
また、当然ですが、CTR が低い理由は上記で述べた例1つではありません。
例えば、検索ボリュームの大きいキーワードを選択したとします。その結果、検索ボリュームは飛躍して伸びると考えられますが、そこでは競争が激しいためインプレッション数だけがのびてCTR がとても低くなる場合が起こりえます。
次の画像などはその顕著な例として挙げられます。
オレンジの棒線がインプレッション数で、青色の線がCTR です。この画像は試験的にインプレッション数を強引に増やした際のものです。このことからも、検索ボリュームの大きなキーワードを狙ってインプレッション数を増やすことが得策でないことが分るかと思います。
ライバルの多い(入札額の高い)キーワードは特別な理由がない限り避ける
ACoS(売上高広告費比率)
最後にACoS(売上広告費比率)ですが、【広告費 ÷ 売上高 ×100】で算出されます。インプレッション数、そしてCTR の値が順調に伸びてきたら最後に確認するポイントはこのACoS となります。
CTR が伸びたらACoS も自然と良くなるんじゃないの?とお考えの方が少なからずいらっしゃるかと思うのですが、CTR の値がよくなってもACoS の値が悪化するケースはあります。
例えば、単価の高いキーワードを選定してインプレッション数が増え、また、CTR も増加したとします。しかし、その販売から得られる売上に対して広告費の割合が多い場合、どうなるでしょう?ましてや、売上よりも広告費用が高くなる、なんてケースも考えられます。
ACoS をしっかりと確認することで、知らない間に赤字を垂れ流していた、なんて状況を防ぐことが可能です。
ACoS が低いなら、
見せかけだけのキーワードを抜き取って広告のコストパフォーマンスを上げる
まとめ
以上が、これからSponsoed Productを始めるという方がまず意識しておくポイントではないのかと思います。
こんなことを言うと元も子もないですが、スポンサードプロダクトだけで商品が飛ぶように売れるなんてことはまずありません。しっかりと商品ページを作りこむなど、できることを全て行った後に、うまく活用することで商品の売り上げを加速させることが可能となります。
スポンサードプロダクトに関してはその他の記事もございますので、よろしければご覧ください!
【Amazon広告】スポンサープロダクト(Sponsored Products)の使い方
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