『コンプライアンス=ルール』、これは事業を行う全ての人が関わるキラートピックスです。
市場黎明期の越境EC・海外Amazonだからこそ、インパクトが大きいポイントです。
そこで今回は、“最新版”「アマゾン売上利益UPに必要な見逃しがちチェックポイント3選」=「Amazonで売上を上げ続けている企業、個人が確認している3つのポイント」をご紹介していきたいと思います。
ルールが変わるとき
昨今、越境ECの登場により、形骸化された今までの形態では当てはまらない/当てはめにくい、輸出ルール・税金問題などのサプライチェーンが形成してきています。
そういった中で、圧倒的なAmazon経済にフォーカスがあたっています。
ルール違反、コンプライアンス違反による脱税疑惑(関税)、要申告貨物の未申告、虚偽申告による輸出入などがあります。
インボイスバリューを虚偽申告すると還付を取り消されるなどの処罰があります。
実際の事例に関してはこちらをご覧ください!
アンダーバリューで消費税還付が取り消し!?最新の裁判事例を解説します!
この問題は、実は売上、利益にも直結する問題であります。
継続してビジネスを向上させていくために、「ルールを理解」「売上、利益UP」の双方に関係する内容を3つのポイントで解説していきますね。
【Amazon FBA倉庫納品ルール】
始めに一番簡単なAmazon FBA納品ルールの説明をしていきますね。
ともすると売上利益にダイレクトに影響してくる大切なポイントです。
特に納品ルールを完全に把握できていないと、納品が大幅に遅れてしまい、最悪別途手数料が発生するケースもあります。
ホリデーシーズンでは通常よりも厳格な体制が引かれ、通常であれば問題なくスルーされるポイントも、納品が1カ月以上遅れるケースが多発しますので、今の時期から作業ルーティーンの徹底意識を高めていきましょう!
今、納品できているのは、完全にルールに乗っ取っているから、とは限らないので、しっかりルール把握を努めていきましょう^^
Amazon FBA納品に関してはこちらをご覧ください!
【運が悪いと起きてしまうAmazon人的ミス】
Amazon FBA倉庫に納品を行なっていると、納品された商品の数量が、FBA納品プランと異なっているケースが起こることがあります。
これは輸送時の紛失の可能性や抜き取り検査などで乖離が起こるケースもありますが、Amazonサイドでの数え間違いも多いです。
そのような事態に備えて、Amazon FBAへ出荷後はしっかりと納品チェックを行いましょう。
【セラーが起こしやすいミス3選】
Amazon側ではなく、今度はセラー側の問題についてです。
セラーが起こしがちなFBA納品時のミスは、
・納品貨物のサイズ超過
・納品貨物の重量超過
・バーコードがスキャナーで読み取れないケース
の3点です。
こちらも先ほどと同様に、FBA納品プランと実際に納品した商品数が一致しているかの確認を行いましょう!
【納品不備一覧】
ここでは、納品不備に関して確認していきます。
納品不備とは、Amazon FBA倉庫に納品した商品に何らかの不備(以下記載)があることで、Amazonで販売するためには、その不備を修正する必要があります。
納品不備の詳細に関してはこちらをご覧ください!!
ご存知ですか? Amazon FBA 〜納品不備で余分な経費発生〜
また、納品不備があった際に発生する手数料等に関してはこちらをご覧ください!
AmazonFBA 〜納品不備に対するサービスや費用まとめ〜
海外発送 お荷物の梱包に関して
弊社は輸出代行も行なっているので、毎日お客様から大量の貨物が届きます。
その貨物の中には、海外発送するには少し不安な梱包資材を使用している物もあります。以下記事に、弊社が’推奨’する海外発送におすすめの梱包資材に関してまとめてみたので、よろしければご覧ください!
【輸送ルール(通関書類)】
2つ目に、輸送ルールの説明をしていきますね。
輸送では気づかない不備、確認不足で利益が減ってしまうリスクをカバーする知識として非常に重要なポイントです。
2018年6月に発生した、Amazon.com(米国アマゾン)FBA倉庫向け貨物のインボイス(アンダーバリュー)一斉検査が特にわかりやすい例ですね。
アンダーバリューに関する還付取り消し実例に関してはこちらをご覧ください!
アンダーバリューで消費税還付が取り消し!?最新の裁判事例を解説します!
インボイスに不備がある場合、アンダーバリューの疑いがある場合には即刻シップバック(米国輸入時に何らかの問題がある貨物を出荷国へ返送になるケース)という事例が多発しました。
この根源は中国セラーのインボイス不備、アンダーバリュー、インポーター不在等が原因で実施されたのですが日本人も巻き込み事故を多くもらっています。
仮にシップバックになっても出荷方法に間違いがなければ、「米国→日本返送費用」「再出荷費用」は運送会社から補填をしていただけるので、問題ないです。
補填されない場合は現在の出荷方法の修正、見直しが必要です。
もし発送代行会社をご利用の方で補填されない方は見直し及びインボイスをご確認いただくことをお勧めします。
インボイスに関しては還付にも大きくかかわるので、後述に詳しい説明があります。
インボイス作成に関してはこちらをご覧ください!
【税務ルール(還付)】
最後のポイントについて説明していきますね!
輸出ビジネスで、消費税の還付は利益UPへの必須項目です。
売上が多い方であれば年間100万以上損している可能性がありますので、しっかり還付をしていきましょう!
税務に関して見逃しがちなポイントはこちらをご確認ください!
一方で、還付が取り消されるケースも散見されるようになってきました。
こちらは国際郵便で消費税還付の取消の事例です。
国際郵便で本来は20万円超の価格であったのにもかかわらずアンダーバリューをしたことにより、消費税還付が取り消されたケースになります。
書類不備や、前述のインボイス記入で還付が取り消しになるのは非常に痛いので、繰り返しになりますが、輸送・税務などのルールはしっかりと把握し、還付取り消しにならないよう細心の注意を払いましょう。
また、海外発送に伴い発生する関税やその他諸費用に関してはこちらをご覧ください!
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