Amazon輸出を行う上で最大のリスクはサスペンド(アカウントの停止)です。
これまで、Amazonからサスペンド(アカウント停止)を受けて、販売ができなくなってしまったセラーの方を数多くみてきました。
確かに、サスペンド(アカウント停止)は最大のリスクですが、打つ手がない訳ではありません。
重要なのは、サスペンド(アカウント停止)となる理由をしっかりと理解しておく事で、サスペンドとなる可能性を最大限まで抑える事ではないでしょうか。
そこで今回は、Amazonアカウントのサスペンドを引き起こす原因と対処法を確認していきたいと思います。
アカウントのサスペンドを招く原因
Amazon輸出を行う上でアカウントのサスペンドを引き起こす原因はいくつか存在します。
今回はその中でも主要な原因3つを取り上げてご紹介したいと思います。
発送の不手際(ODRの悪化)
皆さんご存知の通り、Amazonは購入者を一番に考えたシステムで行われているので、購入者からの低評価が多いセラーはサスペンドを受けてします。
この考えの下、購入者からの低評価につながる『発送の遅延』や『セラーの勝手な都合による発送のキャンセル』を頻繁に行うセラーはアカウントがサスペンドになってしまいます。
ただし、これはFBM(自社配送)に該当し、FBA(Fulfillment-by-Amazon)とは異なります。
FBA販売の場合はAmazonが責任者となり、フィードバックの削除を行える可能性があります。Amazon FBAに関してはこちらをご覧ください!
【2018年版】Amazon 〜フィードバック削除依頼方法〜
ODRが悪化するとAmazon輸出のボーナスタイムと言われる、ホリデーシーズンの参加権を失う危険性があるのでご注意ください。
ホリデーシーズンに関してはこちらをご覧ください!
Amazonは顧客満足度の徹底重視なので、これからAmazon輸出、越境ECを始めよう!と思っている方は、こちらを参考までに読んでいただくとよいかもしれません。
【Amazon輸出】Account Healthで顧客満足度を数値化
アカウント審査
サスペンドにつながる可能性のあるものとして、Amazonには『アカウント審査』というものがあります。
これはAmazonのアカウントを開設して間もない、評価や新規出品が少ない時に起こるのですが、その原因は主に以下3つに分けられます。
①売り上げが急激に増加する
②出品数が急激に増える
③アカウントヘルスが悪化した時
アカウント審査の結果、アカウントがサスペンドとなってしまうケースはあるので、そうなってしまった時は以下の、『アカウントサスペンド時の対策』を参考にしてみて下さい!
偽物の販売
現在これでサスペンド、一撃死亡ケースが増えてきておりますので注意が必要です。
防ぎ方はブラックリストを入手することですが、完全なリストはもちろん出回っていないので、最低限出来る防御は、下記「特許関係」に記載がありますので見てみてくださいね。
これに関しては理由を説明せずとも当然の結果なのですが、セラー自身は本物だと思って取り扱っていても偽物であるケースが稀に存在するので、偽物の可能性が少しでも感じられる商品は取り扱わない事をお勧めします。
もしアラートが来た際はAmazon輸出を継続させるためにも即座に真摯に対応することが必要です!
特許関係
これは主に知的財産権の話になるのですが、特許や商標などの権利を持たずに販売してしまっているケースです。
また、JANコードが45や49で始まる商品は日本製なので、販売に関して何の問題もありませんが、UPCコードのみの商品を販売すると、知的財産権を侵害してしまう可能性があるので注意が必要です。
JANコードの商品を出品すれば、特に侵害申告されやすい外資商品のリスクは省けます。
※最近はセット商品などでUPSコードを日本人セラーが取得し出品しているケースもありますので、一概には言い切れませんのでご注意を
これはAmazon輸出を既に行なっている中上級者向けの内容ですが、UPCコードは日本の商品でも取得する事ができます。
知的財産権に関する処罰は厳しいものになるので、新たな商品を取り扱う前にこの点に関してはしっかりと確認しておきましょう。
アカウントサスペンド時の対策
アカウントがサスペンドを受けてしまった際はAmazonにサスペンドを解除してもらう必要があります。
その際にAmazonに伝える内容は次の3点になります。
①サスペンドを引き起こした問題への対応をどう行ったか
②同様の問題を再び引き起こさないための具体策
③問題に対する謝罪
よほど悪質な問題だと判断されない限りサスペンドは解除されるケースが多いように感じます。
まとめ
Amazon輸出 サスペンド時の原因と対策に関しては以上となります。
サスペンドに直結する原因である『アカウントヘルス』に関してはこちらをご覧ください!
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