これだけ! 越境ECマニュアル 〜2019最新版〜

 

越境ECを行うに当たって、販売方法の違いで配送モデル、商品管理方法、販売チャネルなどが異なります。

 

以下では、上記内容に関して、これから越境ECを始める人にも理解し易いように説明していきたいと思います。

 

そんな事よりも先ずは越境ECに関して知りたいと言う方はこちらからご覧ください!

越境EC 特徴や種類

 

 

 

配送モデル

まずは配送モデルに関してですが、大きく分けて以下の3通りに分けられます。

 

①自社配送モデル(エンドユーザー向け配送)

②フルフィルメントモデル

③仕分けセンター配送モデル

 

 

自社配送(エンドユーザー向け配送)

こちらは販売元から購入者に対して商品を直送する配送モデルになります。

この配送モデルは、ネットショップや、AmazonなどのECモールで利用される形になります。

 

この中でも、ネットショップはECモールを使ってないため、販売できる商品など、自由度が高い販売方法になります。

以下に代表的なネットショップを掲載しておきます。

 

小規模向け構築ツール : WooCommerce (ウーコマース)

中規模向け構築ツール  : Shopify (ショッピファイ)

大規模向け構築ツール  : Magento (マジェント)

 

 

フルフィルメントモデル

フルフィルメントモデルはAmazonなど、多数のECモールで採用されており、越境ECの中で一番人気のある配送モデルになります。

AmazonではFBA(Fulfillment-by-Amazon)と呼ばれるサービスで、販売者はAmazon上で販売する商品をAmazonの貨物倉庫に配送します。その後、配送した貨物はAmazon側によって仕分けられ、実際に商品が販売されるとAmazonによって購入者の元まで配送されるというモデルです。

このモデルを採用しているのはAmazonだけでなくフランス版Amazonと呼ばれているC-Discountなどでも取り入れられています。

 

以下記事では、フルフィルメントモデルであるAmazon FBAに関する詳細を記載しました。よろしければご覧ください!

【完全版】0から始めるAmazon FBA

 

仕分け倉庫配送モデル

最後の配送モデルは、仕分け倉庫に配送するモデルになります。こちらは東南アジアのAmazonと呼ばれているLAZADAや、台湾で展開しているASAPというECモールなどで採用されています。

このモデルでは、ECモール上で実際に注文があった商品を、注文確定後に仕分け倉庫に発送を行います。

フルフィルメントモデルとの違いは、注文が入る前に商品を発送するか、注文が入ってから商品を発送するかの違いです。

 

 

 

<フルフィルメントモデル>

 

 

 

<仕分け倉庫配送モデル>

 

※さらなる詳細をご希望の方は弊社までご連絡ください

 

 

このような配送モデルは決済方法がCODと呼ばれる’代引き’が主流のアジアに散見されます。その理由として、東南アジアの国々では経済が安定していない国が多いので、クレジットカードが普及していない事が挙げられます。

CODでは資金回収が非常に困難であるので、LAZADAのスタッフが大量に解雇されるなどの出来事がありました。

 

 

管理

管理方法を挙げだすとキリがないので、ここでは『商品ページの作成方法』と『システムの可否』の2点に関して記述していきたいと思います。

管理方法の違いは、省力化や効率化に大きく影響するので、少なくともこの2点に関してはしっかりとした知識を持っておきましょう。

 

商品ページ作成方法

商品ページ作成方法ですが、以下の2通りの方法があります。

 

①自社作成(HTML等)

②相乗り

 

①自社作成(HTML等)は、HTMLなどを活用して独自で商品ページを一から作成する必要があります。中国のB2B ECモールであるアリババなどはこの方法を採用しています。

一方、②相乗りですが、こちらの方法は他のセラーの方が先に商品登録をしていれば、その商品ページの情報を使う事ができるので簡単に商品登録を行う事が可能です。

 

 

 

システムの可否(ASP等)

システム、主にASPの可否に関してですが、こちらは売上を大幅に上げようとする場合に必須の要素となります。詳細に関しては別の機会に詳細を記載しますが、ASPをうまく活用する事によって、省力化や作業の効率化を行う事ができます。

 

 

販売チャネル

最後に販売チャネルに関してですが、販売チャネルには大きく分けて、総合型のECモールと、専門カテゴリーや人種などに特化したECモールの2種類存在します。

 

総合型ECモール

総合型ECモールとはAmazonやLAZADAなどのECモールの事で、あらゆるジャンルのカテゴリー商品が販売されています。

また、アメリカAmazonのアカウントを開設すると、他の国のAmazonアカウントも開設する事ができるので、多国的展開も可能となります。

 

専門カテゴリー、人種特化型ECモール

こちらは総合型ECモールと異なって、販売できる商品のカテゴリーや、購入者の属性(国籍やタイプ)を限定する事で地位を確立しているECモールになります。

いくつか例を挙げると、以下のようになります。

 

Newegg : エレクトロニクス商品に特化

etsy : ハンドメイド商品に特化

Yamibuy : アメリカ在住の中国人 かつ お菓子・化粧品カテゴリーに特化

Wish : アパレルに特化

 

販売する商品のカテゴリーに特化したECモールが存在する場合、総合型ECモールと専門型ECモールの両方に商品を出品する販売方法もあります。こちらに関して、またの機会に詳細を記載したいと思います。

 

 

まとめ

 

越境ECマニュアル 〜2018最新版〜に関しては以上となります。

越境ECを行う際には、上記の要素を全て加味した上で、どこで、どのように戦うのかを決める必要があります。

 

株式会社グローバルブランドは一つでも多くの日本商品を世界中に広げるお手伝いに、これからも邁進してまいります。

ご興味ございましたらご連絡いただけたら幸いです。

弊社ブログでも越境ECについて記事にしておりますのでご覧いただけたら嬉しいです。

 

 

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